放送朝礼 11月18日

皆さんにとって、宗教とは何ですか?
私は小学校から大学まで全く宗教とは縁のない公立学校でした。正直に告白すると、「宗教って怖いもの」だと思っていました。今日はそんな私がどうして宗教、キリスト教に惹かれたのかについてお話させていただきます。

大学時代アメリカンフットボールに熱中していた私は、大学4年次の教員採用試験に不合格となり、大学卒業後の進路が全く決まっていない状態でした。そんなときに当時のアメリカンフットボール部の監督のご縁で紹介してもらったのが、この静岡サレジオでした。自分とは縁もゆかりもない私立学校であることはもちろん、宗教のある学校であることに当時の私は、多少の不安を持っていましたが、静岡サレジオに入ってみると本当に優しい生徒や先生方、シスターに囲まれる素晴らしい日々が始まりました。もちろん初めて教壇に立つ者としての苦労もありましたが、それを上回る達成感や充実感を得ることができたのです。なので、私はこのまま静岡サレジオで働きたいと思いました。

しかし、特に母を含めた私の家族はみんな「あなたには富士宮市の教員として働いて欲しい」との思いを持っていることを私は知っていました。私は自分の意志を貫くのか、それとも家族の意向に沿った生き方をするのかの決断を迫られたのです。

結論的には、私は静岡サレジオで働く決断をしました。その理由が宗教、キリスト教だったと思うのです。

静岡サレジオで学んだ、本当に大切なものは目に見えないという考え方。また、自身に与えられた使命について考えることで、どんな境遇におかれても、最善の生き方をあなたは選択することができるという聖書の教え。私は、このようなキリスト教カトリックの価値観に魅了されたのです。

そして、静岡サレジオで働くことを決断してから数年後のある日、母が私にくれた一言がありました。
「あなたには静岡サレジオがあっていると思うよ」
この一言がもらえたことで、私は静岡サレジオで頑張るという使命に気付けました。

昨年、私は静岡サレジオに務めて10年目の終わりという節目に、カトリック信者としての洗礼を受けました。
今は静岡サレジオの教員としてだけではなく、キリスト教カトリックの信者としても皆さんを導けていける人間になりたいと思っています。

私にとっては
「目には見えないけれど、本当に大切なものを大切にする」「自分自身の決断を正解にする」
そんな気付きを私に与えたくれたのが、宗教でした。

さて、もう一度皆さんにお尋ねします。皆さんにとって宗教とは何ですか?
静岡サレジオで共に学んでいきましょう。