宗教朝礼 12月3日

先週月曜日の朝礼で、N先生が「待降節」のお話をされました。昨日よりカトリック教会の暦では待降節に入り、クリスマスを準備する季節になりました。何か嬉しいことを心待ちにしている時のワクワク感って、いいですよね。待降節はまさに、クリスマスに向かっていくワクワク感を積極的に受け止める季節です。

クリスマスという英単語は、「Christ」+「Mass」でChristmasです。Massは本校チャペルで月1回金曜日に行われるThanksgiving MassのMassで、意味は「ミサ」です。すなわちクリスマスとは、「キリストのミサ」ということですね。ミサはmissionの語源で、使命とか派遣ということなので、イエス様が使命を与えられ、この世に遣わされたというのがクリスマスの意味です。この宗教的な出来事は、皆さん一人ひとりにとって、どんな意味を持っていますか。クリスマスは、プレゼントをもらえるから嬉しい。パーティをするから楽しい。ケーキを食べられるから満足。そういう思いはもちろんそうでしょう。でも、プレゼントやパーティやケーキの背後にある喜びとは、「あなたと一緒にいたい」とか「あなたが大好きだよ」という、これらを分かち合ってくれる人々の想いではないでしょうか。家族同士、「大好きだよ」なんて直接的な表現は恥ずかしくてできないでしょうが、プレゼント等の背後にはそんな想いがあるものです。

この誰もが分かる感覚の延長線上で、クリスマスを理解してみましょう。神様がどんなに私たちのことを大事にしようとも、これは人間にはなかなか伝わりにくい。そこで神様は、一番大事なものをプレゼントしようと考えた。それがご自分の御ひとり子、イエス・キリストです。親にとって子どもに勝る宝物はありません。天の御父である神様は、約2000年前、宝物のような一人息子・イエス様をこの世界に遣わして、わたしたち人間がどんなに尊い存在であるのかを示そうとしたのです。そして、イエス様は特に弱い立場の人に徹底的に寄り添い、神様の愛というプレゼントを運んだのでした。

さて、今年のクリスマスはどんなクリスマスにしたいですか。私たちが今、ここにいて、幸せに暮らせているその背後には、多くのプレゼントがあったはずです。支えや励まし、笑顔、信頼、応援、自己犠牲、祈りなど、驚くほど数多くの、忘れてはいけないプレゼントがあります。その出来事を一つ一つ思い浮かべたら、すぐに感謝で心がいっぱいに溢れてくるのではないでしょうか。ぜひ、今度は皆さんがプレゼントのお返しをしませんか。「本当にありがとう」の思いを込めて、まずはテストに向かっていきましょう。今日の徳の花に合わせ、こころを込めて掃除をするのもよいかもしれません。私の存在と行動が、今日からクリスマスまで、誰かにとってのプレゼントになりますように。