第1回 上智大学宗教講座が行われました。

6月30日(土)3時限目に、上智大学神学部教授 武田 なほみ先生により、本校オープンルームにて第1回 上智大学宗教講話がおこなわれました。

 

ーー「アナと雪の女王」をヒントにーー ありのままの私から ほんとうの私へ というテーマで授業をしてくださいました

 

 

以下、ソフィアコースの生徒の講話後の感想文から、生徒の感じたことを抜粋してみました

 

ソフェイアコース宗教講話 上智大学神学部教授 武田なほみ教授 2018.6.30 土 3

 

私たちは自分たちの中で、完璧な人間像や、なりたい理想像があって、そこに近づきたいと思っているが、どうしてもそこまで辿り着くのは難しくて、自分を否定してしまったり、正解を見失ってしまうことがあります。

 しかし、今日の講話を伺って、恐れを感じてしまうのは、相手への信頼が不足していることが原因で、恐れによって自分の心を閉ざしてしまうのは、とてももったいなく、良くないことだと分かりました。だから、心を閉ざさずに預かったものやもっているものを外に向けて、皆のために、使うことが大切だということが分かりました。そうすることで、皆が幸せになり、温かい心が冷たい心を溶かしていき、愛が生まれるということを知ったので、私も恐れることなく、人のために行動したいと思いました。

 また、全ての人々は生きている意味のある大切な一人一人なのであり、神様はいつも私たちと共にいらっしゃることを忘れないように日々を過ごしていきたいと思いました。

 自分のもっている能力を人のために使い、自分ではなく、相手のことを優先する気持ちをもちたいです。                                                                                      C10S  M.K.

 

 

 「相手を信頼し、自らのもっている力・ものを使う」

 この言葉を聞いて、私が初めに思ったことは、それが一番自分には難しいということです。言葉にすれば簡単ですが、なかなかできることではないと思います。自分の「ありのまま」を誰かに見せるのは、勇気がいることです。私自身もどんなに仲の良い友人にでさえ、「ありのまま」を見せることはできません。その友人を信頼していても、勇気がでません。

聖書に出てくる【1タラントを預けられた男は、タラントを失うのが怖くて隠していました。もしタラントを誤って使ったら、怒られるかもしれない、受け入れてもらえないかもしれないという恐れからでした。しかし、もし、その男がタラントを使っていたら、相手を信頼し、外に出していたら、周りの人々が幸せになっていたかもしれません。自らのもっているものを恐れ、恐怖が勝ったら、恐怖の波に呑み込まれていき、自分には価値がないと思ってしまいます。そこに「あなたは大切な存在だ」という助けがあれば、人は立ち直れます。「ありのままを受け取り、共にいる人の愛に活かされる。自分を外に出すことで周りを幸せにできる」「真実の愛とは人の最善を引き出す。自分よりも相手を優先すること」】

このお話しを伺い、私も自分を外へ出したい、もしかしたら周りの人を幸せにできるかもしれないと思うことができました。

 まずは自分の「ありのまま」を自分が受け入れていこうと思います。そして、私も誰かの「ありのまま」を受け入れられる愛をもった人になりたいです。    C10S A.Y.

 

 

     今日は、「恐れ、愛、信頼」についてアナと雪の女王のストーリーを交じえながらの講話を伺いました。

 まずは恐れについてです。「恐れは大きく分けると2つあり、1つは「人を傷つける恐れ」、もう1つは「受け入れられないことで、自分が傷つく恐れ」です。

 これは、アナの女王に例えるならば才能に限ったことではなく、普段の人との関わりや、新しく何かを始めようとする時にも恐れはあると思いました。例えば、以前の言動がきっかけで、いじめられてしまった人は、新たな一歩を踏み出すのに恐れのせいで躊躇してしまうかもしれません。人も自分も裁くのではなく、そうなる意味を考えて行動したいです。

 次は愛についてです。初めに、人間には誰しも手直しが必要で、そのために家族がいることです。一緒に育つと角のとれた人間になるので、身近な人との関わりの中で、愛されて育ったか否かで、人は大きく変わることが分かりました。 

 またオラフの「自分よりも相手を優先してあげることだよ」という言葉で、真っ先に頭に思い浮かんだのは家族でした。信頼できる家族に囲まれている私は、とても幸せだと思いました。

 次は信頼についてです。タラントのお話で現実でいうタラントは生まれもった才能であり、それぞれには差があるということで、一番大切なものや預かったものを人のために差し出すというのは、必ずその人との信頼関係がないと、このような行動は起こせないことだし、愛がないとできないから、信頼と愛は似ているなと思いました。居場所がない、価値がないと思った時は、そのまま沈黙や静けさに任せて、自分の心の中に潜んでいるものを見つめ、外に向けて、何か自分にできることを探し、預かったものを正しく有効に使い、人のために使いたいです。初めて上智大学の教授のお話を伺いましたが、すごく惹き付けられる授業で、貴重な体験ができてよかったです。                       C10S W.M.

 

 

 「アナと雪の女王」というディズニーアニメから、一体なにが読み取れるのだろうかという好奇心から始まったこの講話。まさかアナ雪とタラントの例え話が繋がると思っていなかった私は、とても驚かされたし、新鮮でもあった。

 エルサは何でも凍らせる魔法を持っており、本来は、それはとても良く、人の役に立つはずなのに、周りからとやかく言われると、結局その力は悪いものだと思い込んでしまう。これを聞いたときに、私たちも、きっとエルサと同じ部分があるのではないかという気がした。もっている才能を、はたして100%活かせているだろうか。まして、私たちは自分のもつ才能に気づいているだろうか、と。

 タラントの例え話は、何度か聞いたり、習ったりしたので知っていたが、この話の最後の部分がやたらに難しく、「蒔かないところから刈り取り、散らさないところから刈り取る」なんて、何が言いたいのだろう? みたいな感じだったのだが、教授によれば、それは神様の偉大な業として皆が知っていることであり、1タラントの旅人は、その御業を悪だと思い込んでしまったのだということだ。

 自分の能力を恐れず信じてみれば、きっとみんな幸せにすることができる。

 これを自分の中にも取り入れたいと思った。                                C 12S M.K.

 

 

 「ありのままの自分」を受け入れる。それは実は、とても難しいことのように思う。自分の持っている要素のうち、自分が認めたくない好きになれない部分がある。それを覆い隠すように、私たちは生きる術を身につけて行く。他者に嫌な思いをさせたくないから、そして、自分が他者に嫌われたくないから、自分の本性を隠してつき合って行く。私はそれでいいと思っていた。自分の全てをさらけ出して、それを受け入れてと人にいうのは、我儘だ。他者への甘えだと考えていた。しかし、今回の講話を伺っていて、それは少し違うと思った。いままでの私の考えは、ただ単に逃げているだけなのだと気づいた。自分の悪いところを受け入れ、認めたうえで、どうしたら、それを良いものに変えられるのか考え、変えて行く挑戦をする。自分が好きになれない自分をただ隠すのではなく、表に出せるような要素に変えようとすることが大切なのだと思った。また、その過程が、己の中身をより深いものにさせ、成長させていくのだろうと思う。自分に与えられたタレントで、周囲の人に幸せを与える、この言葉がとても印象的だった。自分を信じる心、そして何より他人を信じ愛する心を持つことを考えて行きたい。弱い心を支えてくれるのは、自分の、他者からの愛、私も、誰かの支えになれるように愛をもっていきたいと感じた。     C12S  M.M.