高校2年 根上 葵さん 文部科学大臣賞 静岡新聞

静岡新聞 朝刊 12月13日(水) 県内総合

こども教育支援訴え特賞

国際理解・協力高校生の主張 ボランティア糧に

静岡サレジオ高(静岡市清水区)2年の根上葵さん(17)がこのほど、第64回国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール(外務省など主催)で特賞の文部科学大臣賞を受賞した。県代表者の特別受賞は初めて。

(清水支局・内田圭美)

根上さんは2016年夏に参加したフィリピンでのボランティア研究で、その日の食べ物に困っている子どもや菓子の包装紙で服を装飾しておしゃれをする子どもたちの姿を見て、自分がいかに恵まれているかを実感。子どもの人権や貧困問題に関心を持ち始めたという。帰国後は「地元でも何とかしたい」と、日本語が分からず勉強についていくのが難しい外国人のこどもへの学習支援ボランティアに参加している。

コンクールではこれからの経験をもとに教育の必要性を訴え、国連に全ての子どもが教育を受けられる環境を整えるように提言した。さらに、日本にいる日本語指導が必要な子どもたちに対し、地域住民と行政が協力して学習支援を活発化させることが必要と主張した。

根本さんは「日本でも、私たちにできることがあると伝えたかった。”今できることをやる”という支援の考え方が、(受賞により)認められてうれしい」と喜んだ。