宗教朝礼 4月16日

2018416() 朝礼の話

  中村さとみ

 おはようございます。本を閉じて下さい。今朝は宗教部の中村さとみがお話します。

新入生の皆さんは、朝礼と終礼でお祈りをしたり、聖歌を歌ったりすることに少しは慣れてきたでしょうか?まだまだ「よくわからない」とか、「抵抗を感じるなあ」という人も多いでしょう。でも少しずつ慣れてくると、祈るっていいことだなあと思えるようになると思います。きっと、サレジオに入る前にも、お寺や神社に初詣や合格祈願に行って願い事をしたり、お墓参りの時やお仏壇の前で手を合わせたりしたことは誰にでもあるでしょう。本来、お祈りというのは、いつでも、何度でも、毎日でもたくさんした方が良いんです。ただ、どんなふうに祈ればいいのかわからないなあ、という人のために、イエス様が教えて下さった天の神様への一番良い祈りが『主の祈り』で、世界中で祈られています。

 この『主の祈り』に少し注目すると、何度も出てくる言葉があることに気づきますか?黒板の上の祈りの言葉を見て下さい。・・・わかりましたか?「私たち」という言葉が、何と5回も出てきます。Sophia courseの皆さんが英語で唱える時も、Our fatherから始まって、weusを何度も言っていることに気づいていましたか?普通、日本人が手を合わせるのは、たいていは困った時の願い事が多くて、ほとんどの場合、「どうか私が」とか、「どうか誰誰のために」と特定の個人のご利益を願って祈ります。でも、この『主の祈り』は“私たち”なんです。神様は、人間をお作りになった最初から、1人でいるのはよくない、仲間で皆と協力し合って生きるように、お作りになりました。だから人は一人では生きられないし、互いに思いやって支えあっていくことが大切なのです。そこで『主の祈り』は自分のためだけでなく、皆で皆のために祈るのです。キリスト教の考え方は、いつでも、自分のためだけでなく他者のこと、人のことを思いやるのです。例えば、先週末、アメリカ軍がイギリスやフランスとの共同作戦でシリアにたくさんのミサイルを撃ち込んだとのニュースがありました。シリアの一般市民の人たちは、今この時も、どんなに恐ろしい思いをしているでしょうか。彼らに早く平和で穏やかな日常が戻るように祈りたいものです。朝礼や終礼で祈るなんて面倒くさいなあ、と感じたことのある上級生もいるかもしれません。でもどうか、短いひと時だけでも、一緒に心を合わせて祈りましょう。もちろん自分のための願い事もいっぱい祈りましょう。ただ時々でも困っている人や苦しんでいる人のために祈ることを大切にしてほしいと思います。

 では、立って祈りの姿勢をとって下さい。平和を願う気持ちを込めて、「主の祈り」を唱えます。「天におられる私たちの父よ・・・」

 

今週一週間、朝の聖歌はチャイムで流れるメロディの「あめのきさき」を歌います。これも世界中で歌われている聖歌です。聖歌集のC11番を開いてください。