宗教朝礼 5月21日(月)

放送朝礼                   521日(月)

 

おはようございます。

今日は宗教部のやぐちが、放送朝礼を担当いたします。

宗教部の、とは言っても、私は2年前に洗礼を受けるまで8年間、

シスターや神父様からカトリックの教えを授かりながらも、

洗礼を受けることについて迷い続け、

正直なところ今も、皆さんに向かって、

信仰や神様という言葉を口にするには、まだ慎重になってしまいます。

 

そんな私ではありますが、これまで人生の中で一つだけ、

はっきりと神様からの呼びかけを感じた経験があります。

それが、夏のフィリピンボランティア研修での現地の子供たちとの出会い、

そして、その子供たちを支えたいと考えて行動を起こした有志生徒の皆さんとの活動、

フィリピン就学支援ボランティア「VIDESジュニア」でした。

 

このVIDESジュニアは残念ながら、今年度解消させられてしまいましたが

先週の土曜の聖母祭の後、フィリピンから20年ぶりに戻られたシスター望月と二人で

VIDESジュニアメンバーが集めてくれたたくさんの支援物資を

段ボールに詰めかえて、順次フィリピンへ送る準備を始めたところ、

妙なことに私は、なんだかウキウキしている自分に気づきました。

それは、気が遠くなりそうに膨大で、気分的にはやるせない作業のはずなのに、

疲れや気の重さを感じることなく

むしろ、ほんわか明るい気分に満たされていったのです。

なぜでしょう。

それは、寄付され保管されていた大量の古着の一枚一枚が、

シワがないようにきれいに畳み直されていたり、

回収された文房具がきちんと一人分ずつに整理されすぐに使えるようにしまわれていたりして、

それら支援物資の一つ一つにこめられた VIDESメンバー一人一人の真心と

寄付してくださったサレジオ生の皆さんの優しさを

文字通り、手にとって感じることができたからです。

 

これら物資の輸送費用を工面するために行われてきた

VIDESハッピースナックやVIDESアカデミックアクト、教会バザーなどの活動も

もう、できなくなってしまいましたが、

これまでのVIDESジュニアの皆さんの充実した活動ぶりや圧倒的な行動力を思うにつけ、

そして、その活動に、善意で応えてくださったサレジオ生の皆さんの心を思うにつけ、

そこにはやはり、神様の応援というか、特別なはからいのような「呼びかけ」があったと

改めて感じたひとときでした。

解消されてしまった今も変わらず、VIDESジュニアメンバーたちの志に

自分がしっかりと支えられていることを強く感じることもできました。

 

こんなふうに強く心を動かされ、

説明しきれない思いがあふれ、

人の思惑を図ることなく、批判や障害にくじけることもなく

気持ちをまっすぐに向けることができる、

そんなものとの出会いが

みなさんの人生にもきっとやってくるでしょう。

それを「神様からの呼びかけ」とするかどうかは、正直、みなさん次第かもしれませんが、

今朝は、みなさんの人生をより豊かに意味深いものにしてくれるその「何か」との出会いを

イメージして、お祈りをしてみませんか。

それでは立ちましょう。