放送朝礼 12月16日

おはようございます。今朝のお話は、Nが担当します。クリスマスまであと一週間余り。いたるところからXmasソングが聞こえ、様々な飾りつけが見られます。それにしても、Xmasって何でお祝いするんですか?今年サレジオ生になった7年生や10年生では、まだわからないかもしれませんね。でももし誰かにそう聞かれた時、ちゃんと答えられるようになって卒業してほしいと思います。では改めて、何でXmasを祝うのか答えられますか?「もちろん、イエス・キリストの誕生日だからでしょう?」と答えますか?でも、歴史上の偉大な人物はたくさんいるのに、しかも最後は十字架にはりつけにされたというイエス様の誕生日だけどうしてこんなに盛大に、世界中で特別なのでしょうか?・・・

皆さんは歴史の授業で「目には目を、歯には歯を」という言葉を聞いたことがあるでしょう。やられたらやり返すのが当然だ。・・・イエス様がお生まれになった2,000年前の社会ではそのように復讐することこそが正しい。という考え方しかありませんでした。ところがイエス様ときたら、それを真っ向から否定しました。仕返しを互いに繰り返していたらいつまでたっても平和は来ない。憎しみを捨て、許しあわなければ、争いはなくならない。だから「互いに愛し合いなさい。憎しみや恨みを捨てて、許しあい、敵をも愛しなさい。」と教えて下さったのです。そんなイエス様が生まれた場所は王宮殿や貴族の家ではなく、最初にその姿を拝んだのは、当時社会の最底辺に置かれ、貧しくて、馬鹿にされたり差別されたりしていた羊飼い達です。イエス様は大人になってからも、いつも貧しい人たちと共にいて、障害や重い病に苦しむ人を慰めていました。つまり、イエス様は貧しい人、悲しむ人、苦しむ人を助け、生きる希望を与えて下さる方です。死んでからせめてあの世で・・・と願うだけの天国ではなく、今、この世で私たちが、争いをやめ、平和な社会を作っていくのにはどうしたらいいのかを教えて下さった方なのです。平和の希望をもたらして下さった方だから、誕生日をこんなにお祝いするのです。わかりましたか?

Xmasにみんなで集まり、互いにごちそうを分かち合い、プレゼントを交換するのは、「愛し合うことの大切さ」を表すためです。ですから、ごちそうも、プレゼントも独り占めするものではありません。イエス様が教えて下さったように、困っている人がいたら助け、さびしそうな人がいたら、仲間に誘い、悲しんでいる人がいたらそばに寄り添って慰めるのが本当のクリスマスのあり方です。長野の台風被災地でボランティアをする人や街頭募金に協力する人たちは、まさに素晴らしいクリスマスの過ごし方ですね。愛の行いとして他にどのようなことができるでしょう。そっと家族のお手伝いするとか、不平不満をちょっとこらえて誰かと笑顔で挨拶を交わすだけでも良いんですよ。

では、立って祈りの姿勢をとって下さい。イエス様が教えて下さった主の祈りを、意味を考えながら唱え、Xmasを迎える心の準備を始めましょう。