放送朝礼 3月8日

おはようございます。今日は、12年E組の担任をしていましたYがお話しします。担任をしていたと表現したように、私のクラスの生徒は3月1日に静岡サレジオ高校を卒業しました。私が静岡サレジオに赴任した年に担任をした中1の生徒が卒業を迎えたので、感慨深いものがありました。中1の1年間と高2高3の2年間を担任としてかかわり、高1の1年間を除く5年間を数学の教科担当として関わりました。6年前の私は、全く校風の異なる他の私立学校から来たばかりで、静岡サレジオが大切にしていることを十分に生かしきれないで過ごしてしまいました。過去の経験に引きずられてしまい、それまでの経験と勘に頼っていたと深く反省しました。自分の思うように物事が進まないことに、落ち込むこともありました。しかし、その後サレジオが持っているよさに触れ続けることを通して、あらゆる物事がうまく機能するようになり、自信をもってサレジオの教育を行えるようになったと思います。

私を変えてくれた静岡サレジオが大切にしていること、サレジオが持っているよさとは何だと思いますか。それは、「愛」です。正確には「愛」のとらえ方です。「愛する」とは「大切にする」ということです。すべての人は皆神様から愛されています。神様から大切にされています。私自身もそうですし、私が担任をした生徒もそうです。そして、みなさんも神様から愛されています。大切にされています。一人一人が尊い存在なのです。神様が皆さんを大切にするから私も当然皆さんを大切にします。サレジオの先生方がみなさん一人一人を大切にしている姿からも私はサレジオの良さを学び、自分もそのように生きようと決心しました。大切にするのもは目の前の生徒だけではないことも学びました。日本にいるにも関わらず十分に手当てがされていない外国ルーツの子供、日本から遠く離れた国で十分な教育を受けられない子供も皆さんと同じように大切にされるべきです。私の力だけでは十分におよびませんが、ボランティアや寄付などで貢献できます。

大切にする対象は人間だけではありません。生き物、植物、環境のように目に見えるものから、人の気持ち、物事の意味、夢などの目に見えないものまで大切にする対象は広がります。大切にする対象が広がることがサレジオでの成長であると思います。まずは自分を大切にしましょう。そして、自分の周りの人や物を大切にしましょう。さらに、知らない誰か、はるか遠くの物を大切にしましょう。皆さんはサレジオにいる間にどこまで大切にする対象を広げられるでしょうか。そして、何ができるでしょうか。どのような行動をとれるでしょうか。人それぞれ対象が異なれば手段も異なるでしょう。皆さんができることをすればよいのです。それが個性です。サレジオは個性を伸ばせる場です。

たとえ壁にぶつかっても、希望を失わなければ壁を乗り越えられます。私がサレジオで学んだもう一つの言葉が「希望」です。壁は一人一人の限界です。希望を持って壁を乗り越えることで限界を広げることができます。

皆さんがサレジオで学び成長するように、実は私も学び成長しています。今日お話ししたことは、私のクラスでよく話していたです。一年の締めくくりとして、皆さんが大切にしている範囲と希望を持って乗り越えたい壁を確認してみましょう。そして、来年度もサレジオで様々な活動を通してともに成長しましょう。

お話しは以上です。